けやき坂46 渡邉美穂ちゃんはなんで泣いてるの？嫌なことでもあったの？

• そして先日、ひらがなけやきの舞台｢あゆみ｣も無事千秋楽を迎えました。
  
  
  初めて舞台をやると知らされた時は、楽しみでしたが不安な感情もありました。出演者全員が初舞台ということで、どのような作品に仕上がるのか見当もつかず…
  
  
  いざお稽古が始まると、思うように上手くいかなくてたくさん悩みました😔
  周りの方に、｢だんだん表現が小さくなってきている気がするよ｣と言われすごく悔しい思いもしました。
  自分が想像していることの半分も表現できなくて、相手に伝えることの難しさを身に染みて実感しました。
  
  
  本番の日を迎えるまで納得のいく演技が出来たことがなくて、私はものすごく焦っていました😱
  そして4月20日に初日を迎え、初めてお客さんを目の前にした時は頭が真っ白になりました。足も声もずっと震えていて、自分が思っていた以上に緊張しました。
  
  
  
  
  しかし、12公演やっていく中で少しづつ変化も出てきました。 慣れてきて声が出るようになり、表現もお稽古の時に比べたら大きくなりました。
  それでもミスをしてしまう時はあって、良い意味でも悪い意味でも”同じ舞台は二度とない”のだなぁと感じました。
  
  
  
  
  握手会で｢一番好きなセリフやシーンは?｣と聞かれることが多かったのですが…
  私はやっぱり山登りのシーンからラストまでが特に大好きです。先輩に告白するシーン、尾崎さんに過去の過ちを詫びるシーン、ラストのダンス。
  長ゼリフや細かい動きを覚えるのが大変でしたが、私が1番感情を込められたシーンでした。
  感情が高ぶって泣いてしまうこともありましたが(笑)
  
  
  正直、泣いている時の記憶はほぼありません。
  ｢どんなこと考えて演技していたの?｣と聞かれることもあるのですが、本当に何も考えていなくて…
  状況や感情を踏まえて演技する余裕がないので、流れに身を任せて自分の思ったようにセリフを言っていました。
  でも今思うと、ちゃんと役に入り込めた瞬間だったのかなぁと思います。
  
  
  1番好きなセリフは、主人公がおばあちゃんになってからの｢楽しかったなぁ｣というセリフです。
  演出家の赤澤ムックさんに、｢この一言で会場をいっぱいにして!｣と言われたのをよく覚えています。最初はよく意味がわからなかったけれど、公演を積み重ねていく度に分かるようになりました。
  これまでの人生を顧みて、次の世代への期待を込めて、｢楽しかったなぁ｣の一言。かなりエモい!!!
  
  
  
  
  私の演技はまだまだ荒削りで繊細に演じるのが難しかったので、自分の心の底にある人間特有の泥臭さをぶつけるように演技していました。それが1人でも多くの方の心に響いて、何かしら感じ取ってもらえればいいなぁと。
  
  
  
  
  今回の舞台を通して演技がさらに好きになりました。
  いっぱい悔しい思いもしたし、私の演技はまだまだ未熟ですが、もっと演技に挑戦したいと思いました!
  元々女優さんにも憧れていたので、このような貴重な演技の場を設けていただき嬉しかったです。
  今後もし演技のお仕事があったら、今回学んだことを活かしてさらにパワーアップしたいです✊🏻
  
  
  
  
  舞台に携わってくださった関係者の皆様、スタッフさん、演出家の赤澤ムックさん、そして観に来てくださった皆様、本当にありがとうございました!!

渡邉美穂 公式ブログ 『Last step👣』 より引用しました